8kg痩せて分かった、ダイエットで一番効いたのは「自分を自覚したこと」だった
100kgを超えていた頃、私は「そんなに食べていない」と思っていました。食事を記録し始めて分かったのは、意志が弱かったのではなく、自分の食生活を正しく認識できていなかったという事実。約8kg減の裏にあった「記録→自覚→自然な補正」の話です。
「どうやって痩せたんですか?」
もし最近そう聞かれたら、私はこう答えます。
「あすけんで、食べたものを記録し始めたことです。」
もちろん、それだけではありません。食事の内容も少しずつ変えましたし、間食も減りました。
でも振り返ってみると、本当に効いたのは「記録したこと」そのものでした。
私は、自分が何を食べているのか知らなかった
体重が100kgを超えていた頃、私は本気で「そんなに食べていない」と思っていました。
お腹いっぱい食べる日もありましたが、本人の感覚としてはあくまで「普通」だったのです。
ところが、記録を始めた途端に現実が見えてきました。
一番衝撃だったのは、お酒のカロリーです。
なんとなく「そんなに高くないだろう」と思っていたのに、実際は想定の倍近くありました。何気なく飲んでいた一杯が、夕食一食分に匹敵することもある。数字で突きつけられて、ようやく気づきました。
間食も同じでした。
アイスを食べながら「これくらいなら平気」と思っていた。でも記録すると、その「これくらい」が決して小さくない数字だったと分かります。
朝食すら、油断できませんでした。
パン一つ、飲み物一杯。その程度の感覚でいたのに、積み上げると無視できない量になっていました。
逆に驚いたのは、サラダの低さです。「太りそうかどうか」という私の感覚が、いかにあてにならなかったか。ここでようやく腑に落ちました。
太っていた原因は、意志が弱いことではなかった。自分の食生活を、正しく認識できていなかっただけだったのです。
記録すると、勝手に補正が始まる
面白かったのは、記録するだけで行動が変わり始めたことです。
あすけんには、1日の目標カロリーの上限が表示されます。つまり「今日はあとどれくらい摂れるか」が、常に見えている状態になる。
すると、こうなります。
「昼に食べ過ぎたから、夜は軽くしよう」
「このお菓子、本当に食べたいのかな」
誰かに怒られたわけでも、厳しいルールを作ったわけでもありません。ただ自分の行動が見えるようになっただけです。それだけで、お酒の量もお菓子の量も、意識せずに減っていきました。
もちろん、飲みたい日も食べたい日もあります。
でも、我慢はしませんでした。
代わりに「これを摂ると太る」という自覚と覚悟を持って、主体的に選んで摂るようになりました。禁止するのではなく、選べるようになった、という感覚です。
私はこれを、こういうサイクルだと考えています。
記録 → 自覚 → 自然な補正
そしてもう一つ、大事だったことがあります。
「痩せよう」と気合いを入れて無理をしなかったこと。
痩せようが痩せまいが、口に入れたものは全部記録する。守ったのはそれだけです。むしろ自分を鼓舞するより、現状を正しく知るほうが、結果として行動は変わりました。
大切にしたいのは「再現性」
私はダイエットでも、再現性を大切にしたいと思っています。
「このサプリで痩せた」「この運動で10kg減った」
否定するつもりはありません。ただ、その方法は人によって結果が変わります。
一方で、自分の行動を記録するというのは、誰でも今日から始められます。そして自分の生活を知ることから始めるこの方法なら、多くの人が再現できる。
私自身、約8kg以上減りました。でもその成果以上に価値があると思っているのは、「なぜ減ったのか」を自分の言葉で説明できることです。
再現できない成功は、運が良かっただけかもしれません。
でも、再現できる成功は、人にも伝えられます。
これはダイエットだけの話ではない
同じことは、仕事でも言えると思っています。
プロジェクトを改善したければ、まず現状を可視化する。家計を改善したければ、支出を記録する。勉強時間を増やしたければ、まず勉強時間を測る。
改善は、気合いや根性から始まるものではありません。
自覚から始まります。
PM(プロジェクトマネジメント)の世界でも、改善はまずメトリクスの可視化から始まります。ダイエットも、まったく同じ構造でした。
おわりに
100kgを超えていた頃から、今は約8kg以上減りました。まだ目標には届いていません。
それでも不思議と焦りはありません。「どうすれば減るのか」が、もう分かっているからです。
一番大きな学びは、これでした。
人は、自分の行動を自覚すると、自然と変わり始める。
そしてその「自覚」を支えてくれたのが、毎日の記録でした。
最後に一つだけ。この話は「あすけんだから」ではありません。私にとって続けやすいツールだった、というだけです。
大切なのは、どのアプリを使うかではなく——
「毎日、自分を観測する仕組み」を持つこと。
何かを改善したいと思ったとき、最初にやるべきは気合いを入れることではありません。
まず、自分自身を正しく知ること。改善は、そこから始まるのだと思います。
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